幸せってなんだろう? 2
「ルールを変える。
そうしなきゃ、幸せになれないわ」。
時代は変わっている。
家長も棟梁もいない。
ひとりひとり、一家一家が対等な親戚関係など、日本人は一度も経験してないのだ。
珀末なことばかりに気を使わせて、冠婚葬祭だけ一生懸命やる、年寄り本位の付き合いのルールを変えていかないといけないかもしれない。
良いこと、楽しいことがあり、自然にみんなが寄ってくるような親戚関係、小さいときからの自然な付き合いが必要だ。
「夏休みに好きな連中だけで、親戚のゴルフ大会でもやるか」。
男はなにか、人生にやり残した、大きな忘れ物をアメリカへの旅で見つけ出した。
せっかくの親戚が冠婚葬祭だけの仲であるのは淋しい。
男が人生で一番多く見る夢は何だろうか。
社長になる夢、億万長者になる夢、他の女と結婚していたら今頃どうしていたかという密かな夢だろうか。
最近、同僚、とりわけ、四〇の坂を越えた働き盛りの男たちの飲み屋の話は盛り上がらない。
入社した時、「オレは社長になる」と喚いた男が、「部長もむずかしい」と醒めている。
なんだか、自分の限界を感じずに夢をみられた子どもの頃がうらやましいです。